TOBEにはチャンス。得意先のジャニ離れ!

ジャニーズは「深刻なスポンサー離れ」と報じられる通り、100以上あるスポンサー企業から切り捨てラッシュに直面しているようだ。

木村拓哉(Getty Images)

資生堂があらたに展開する高級メンズ化粧品のCMについて、木村拓哉イメージキャラクター起用方針を白紙撤回した。そう報じた週刊文春によると、契約交渉のさなか、ジャニー喜多川氏の性加害問題が大々的に報じられ、被害告発も相次いで世間を騒がせ始めたことだけではない。

藤島ジュリー景子社長が動画と文書でコメントした際、「知らなかった」とし、さらに「再発防止特別チーム」の設置を発表も、結果を公表するかどうかもジャニーズの判断といった状況にスポンサー企業からさらなる批判が高まっているというのである。

■海外クライアントは即反応

「再発防止特別チームの調査結果を公表した上で、社としてのケジメを示さない限り、新規でジャニーズタレントとCM契約をするのは難しいですね」と、大手企業の宣伝担当は言っているらしいが、当然だろう。

大手広告代理店出身の広告プロデューサーは「海外メーカーは、どこもジャニーズはNG、国内でもネスレ日本がコーヒーのCMからTOKIOを降ろすとの情報が出回ってます。虫さされの『ムヒ』のCMキャラクターも、10年以上ジャニーズのタレントを起用していたのを打ち切ったもようですが当然の流れでしょう」と語る。

さらに「ジャニー氏の半世紀にも及ぶ未成年者への性加害が世界にも報じられ、経営を継いだ親族が調査をぐずぐず先延ばしにしているとしか見えない会社に仕事を発注するというのは、そうした隠蔽に加担し支援しているも同じこと。コンプラ重視の社会で、そう見られるようなことを大企業がするわけがありません。ジャニーズ起用にNGを出した話はそこここで聞きますし、スポンサー企業はあらかた契約解除の流れで確定し、今後さらにそれが加速していくのはまず間違いないでしょう」とも語った。

滝沢TOBEが受け皿に

このような状況のなか、滝沢英俊氏が設立したTOBEに元V6三宅健(44)に続いて、元King & Prince平野紫耀(26)と神宮寺勇太(25)が合流した。

滝沢秀明氏(C)日刊ゲンダイ

8月には、ジャニーズ事務所を退所するKis-My-Ft2の北山(宏光)クン、9月の元キンプリの岸(優太)クン、他の“辞めジャニ”もそれに続くと噂されています。ざさに第2のジャニーズとしての体をなしてきています。

しかし、ジャニーズ事務所が今のままの状況であれば、タレントだけでなくクライアントも流れることが必至であるといえるでしょう。

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マーケティング・マスター

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