年度も後半を迎え、ビジネス的には下期、学業的には新学期などと生活の環境が変わる時期にあります。
そうすると、新しい環境への戸惑いや、前半の疲れなどから精神的に疲れを感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、単に気分が乗らないなどというレベルで済むうちはいいですが、精神的な不調が回復せず鬱状態になってしまう方もおられます。
鬱症状と自分で認識できるうちはまだ救いがありますが、実際に精神的な病を患ってしまうとなかなか本人の意志だけでは回復することも難しく、医療を頼ることになってしまいます。
ここでは、鬱症状をこじらせないための注意点をお話しします。
目次
物事に集中できなくなる
鬱状態になると、以前は興味があったものや熱中していたものに途端に興味が失せてしまいます。これは、そお物事に興味がなくなったわけではなくて、気持ちを向けることができなくなって起こってしまう現象です。あんなに好きだったのに、あんなに興味があったのに何故だろう?と思ってしまうのは、興味や関心が無くなったからではなく、気持ちに余裕がなくなってしまったからです。
酒の力に溺れる
いやな気持は酒でも飲んで忘れて…なんていう人もいますが、酒の力では陰鬱とした気持ちが晴れることはありません。それどころか、やみくもに深い飲酒を行うと薬でいうバットトリップといった状況を引き起こすこともあります。極度の不安や疎外感を感じ、自分自身の存在が納得できなくなるような状況を引き起こす危険があります。
すべてに気力が無くなる
これは周辺にかかる人にも注が必要ですが、鬱状態というのは往々にして何事にも気力が無くなります。そんなとき周りから声がけして何か行動を促したり、気分を変えようとされたりすると、それにこたえられない自分にひどく嫌気がさしてきます。さらには出来ないのに何かしろと声がけしてくる相手に、攻撃的な感情を持ったりします。
解決策は?
人それぞれに性格があるように、鬱状態を抜け出すには個人によって方法は変わってきます。これだという正解がないのも事実ですが、必ず抜け出せると信じてください。自己判断や民間療法に頼るのではなく、しっかりとした実績のある病院や専門家にかかるべきです。そして一つ言えることは、感情をすべてさらけ出すことができれば、心の重みはは少し軽くなるかもしれません。