TBSドラマ「VIVANT」が、SNSを中心に見事なバズりを見せている。
当初、登場人物以外はほぼ内容が伏せられていて、ドラマ開始後も多くの謎をはらんだまま展開するという、種明かしをせず秘密で引っ張っていくというスタイルだが、これが見事にあたった!
目次
視聴者に推理したくなるように仕向ける
最初はほぼ情報が何もない状態から、小出しにいろいろな事実がパズルのピースのように明かされていく。それを受け取った視聴者はパズルを組み合わせるように自分の推理を考える。
もうここで、VIVANTの出来事が他人事ではなく自分事として受け止められ、自分はどう思うのかという意思として自身の意見が芽生えていく。
SNS上で様々な推理が拡散する
そして、その芽生えた自分の意見は現在の発達したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のなかに溢れていくことになる。
これはまさに情報の小出し戦略によって創られたVIVANTのバズワールドです。
自分の推測の答え合わせの楽しみ
さらに、VIVANTを視聴してSNSに自分の推測を書き込んだ人は、まるでクイズの答え合わせのようにSNSの情報を探し求める。
これがまさにSNS時代のドラマプロモーション。コミュニケーション戦略といえるでしょう。